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2026.07.20約4分

専用開発なしで作る交通危険箇所マップ ― zawaroomという選択肢

専用開発なしで作る交通危険箇所マップ ― zawaroomという選択肢

地域の交通危険箇所を共有する地図を、専用のシステムを開発せずに用意する方法を紹介します。使うのは、仮想オフィスサービスのzawaroomです。地図を背景に置き、危険な地点に情報を添え、利用者がその場所へ近づくと詳細が現れる。仮想オフィスという本来の用途とは別の使い方ですが、標準機能だけで成立します。ツールの用途をどう捉えるかによって、提供できる価値の範囲は変わります。

仮想オフィスは「集まって話す」ためだけの道具か

zawaroomは、離れて働くメンバーが同じ空間に集まり、気軽に会話するための仮想オフィスサービスです。ブラウザだけで動き、専用アプリの導入は要りません。背景の上に自分のアイコンを置き、話したい相手に近づくと会話が始まる。この「近づくと何かが起きる」という動きが、仮想オフィスの使い心地を支えています。

仮想オフィスという用途をいったん脇に置いて、zawaroomが提供しているものを整理してみます。突き詰めれば、次の三つです。任意の画像を敷ける背景、その上に置ける人とアイテム、そして両者の距離に反応する仕組み。この三つは、オフィスの再現だけに使える性質のものではありません。背景に何を敷き、アイテムに何の情報を持たせるかを変えれば、集まって話す以外の目的にも応用できます。

交通危険箇所マップを、専用開発なしで

具体例として、地域の交通危険箇所マップを取り上げます。参考になるのは、警視庁が公開している「交通事故発生マップ」です。都内の事故の発生密度が地図上で把握でき、死亡事故については概要が毎週更新されます。自治体でも同種の取り組みがあり、この記事で示す例は、豊田市が公開した地区の危険箇所マップを参考に作成しています。

こうした地図は、zawaroomの標準機能だけで組み立てられます。対応はおおむね次のとおりです。

  • 背景:ルームの背景に地域の地図画像を設定します。背景画像にサイズの制限はないため、必要な範囲をそのまま敷けます。
  • 危険箇所:事故や危険が集まる地点に、会議室を設定します。そして看板や画像、ふせんといったアイテムを置きます。アイテムには配置場所と視認範囲を設定できるため、会議に入ったときにだけ情報が現れる、という表示ができます。
  • 現地の様子:アイテムにはURLリンクを設定できます。リンク先を地図サービスの現地画像にしておけば、アイテムを操作したときに実際の道の様子を確認できます。
  • 見て回る人:利用者は自分のアイコンで地図の上を移動します。アイコンには任意の画像を設定できます。

実際にこの方法で作成した例が、あわせて掲載した交通危険箇所マップの画像です。危険な地点へアイコンを近づけると注意情報が現れ、そこから現地の映像へ移動できるようにしています。いずれも標準機能の範囲で、追加の開発は行っていません。

豊田市提供の情報を元に作成しています

「近づくと分かる」という体験の意味

同じ危険箇所の情報でも、一覧表や配布資料として渡す場合と、地図の上を動いて近づいたときに現れる場合とでは、受け取り方が変わります。前者は情報を端から確認していく読み方になりますが、後者は自分がその場所に立ち寄る動作を伴います。地点に近づいて初めて情報が立ち上がるため、「自分が通る道の話」として受け取りやすくなります。

私たちがUXを提供する立場で見ているのは、この受け取り方の違いです。伝えたい内容が同じでも、どのような順序で、どのような動作とともに情報に触れるかによって、伝わり方は変わります。交通危険箇所マップであれば、危険を網羅的に並べることよりも、利用者が自分の生活圏をたどりながら該当地点で立ち止まる、その道筋を設計できるかどうかが、実際の注意喚起につながります。

zawaroomをこの用途で使うと、その体験を専用のシステムを起こさずに用意できます。地図とアイテムの情報を差し替えれば、対象の地域や目的を変えることも難しくありません。防犯情報の共有、会社周辺のランチマップ、施設の案内図、催しの会場案内など、位置と情報を結びつけたい場面には広く応用できます。

用途は道具ではなく、見立てで決まる

zawaroomは仮想オフィスサービスとして作られていますが、その中身は「背景・人とアイテム・距離への反応」という汎用的な要素でできています。だからこそ、用途を仮想オフィスに限定せずに捉え直すと、交通危険箇所マップのような別の使い方が見えてきます。道具そのものよりも、それを何に見立てるかによって、引き出せる価値は変わります。

私たち南国ソフトは、こうした一つの道具を別の目的に応用する相談も含めて、zawaroomの活用をご一緒に考えています。まずは実際の動きに触れて確かめていただくのが分かりやすいかと思います。どなたでも使える無料体験デモサイトをご用意しています。

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